| 中国繊維製品輸出が伸び鈍化 他製品への波及なし |
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| 2009-01-24 10:13 人民網日本語版 |
中国と米国、および中国と欧州連合(EU)が調印した繊維製品の貿易をめぐる覚書に基づき、今年1月11日から、中国は欧米向けに輸出する繊維製品について輸出許可証管理を実施していない。商務部対外貿易司の責任者は22日、繊維製品関連企業の多くが関心を寄せる問題について質問に応えた。
--繊維製品問題はかねてより中国政府や業界の重要な関心事だった。現在の中国繊維産業は全体としてどのような状況にあるか。
繊維産業は中国の重要な労働集約型産業であり、約2千万人を直接雇用しているほか、間接的に数億人の雇用に関係している。現在、人民元の値上がり、生産要素や生産コストの上昇、流動資金不足といったさまざまなマイナス要因の影響を受けて、中国繊維企業の生産や経営には大きな困難が生じている。特に2008年第3四半期(7--9月)以降、国際金融危機の広がりが中国の実体経済に与えるマイナス影響が顕在化してきた。中国繊維産業は内需の漸減と外需の低下という二重の圧力にさらされることになった。(具体的な問題点を挙げると)第一に固定資産投資が減少している。第二に受注が減少している。第三に企業の利益が明らかに減少し、業界では生産停止や倒産に追い込まれる企業が増え、全国規模以上の繊維企業の雇用はマイナス成長となり、中小企業では人員削減が深刻になっている。
--今年の繊維製品の輸出動向をどうみるか。
08年以降、繊維製品の輸出は伸びが鈍化している。現在の状況をながめると、労働力コストの上昇、人民元の値上がり、主要輸入市場における消費ニーズの減退といった要因の影響により、09年も輸出の伸びは全体として引き続き鈍化することが予想される。
同時に、05年に繊維製品の輸入割当制度が廃止された後の過渡期を経て、関連製品の輸出潜在力が十分に発揮されている。中国と関連国との二国間繊維製品合意の対象製品の輸出が今後激増することはあり得ないが、その他の輸出にとっての脅威になることもあり得ないと思われる。ここ数年来、世界の繊維製品貿易は安定的に発展していることが、こうした考えを充分に証明している。中国の繊維産業と主要貿易パートナーの繊維産業とは発展プロセスの中で相互に補い合い、相互に依存し合うことができると信じるし、08年後半の二国間繊維製品貿易は安定的で健全な発展を遂げただろうことを確信する。
--二国間の繊維製品合意の期限を迎えた後、中国の繊維製品輸出はどのようなマクロ環境に直面することになるのか。
05年に繊維製品の輸入割当制度が廃止された後、中国政府は全体の状況を踏まえて、繊維製品の問題についてEUや米国と個別に合意を取り付け、双方の企業のために安定的で予見可能な貿易環境を作り出した。また関連国が繊維産業の調整を進める上での条件作りも行った。08年末時点で、これらの二国間繊維製品合意はいずれも期限を迎えた。09年1月1日以降、中国は対米輸出する繊維製品の数量制限や許可証管理を行わず、対EU輸出製品についても許可証管理を実施せず、企業の経営資格についての審査も行っていない。
現在、国際金融市場は激しく揺れ動き、世界の経済成長は目立って鈍化し、国際経済環境における不安定要因が増大しており、繊維製品の輸出は一連の新しい状況や新しい問題点に直面している。私たちは輸出の安定的増加の維持に努めると同時に、国際的な貿易保護主義の台頭に警戒しなければならない。備えを十分にし、業界の調和や自立性を強化し、秩序をもって輸出を行い、個別製品の輸出量が急激に増加することにより輸入国の関連業界が救済を求めて中国を提訴し、中国の貿易環境の安定に影響を与えるといった事態を回避しなくてはならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2009年1月23日 |